みなさま、明けましておめでとうございます。
大変、大変遅ればせながら、12/4のカラダワークショップのレポートをさせていただきます。
夏から少し間をおいて、カラダワークショップの4回目です。
ダンスでいう「ステップ」は「歩く」という意味です。そこで今回はみんなだれでも毎日している「歩く」ことから、ダンスをしてみる試みです。
参加者は小学校1年生の男の子2人、2年生の男の子1人、お父さん2人、大人2人の7人とファシリテーター4人です。
まずは簡単にストレッチをした後、空間をいろいろな方法で歩いてみます。歩きながら周りのものを見たり、参加者同士アイコンタクトをしたり、誰か一人を決めてその人からなるべく遠くを歩いたり。
アイコンタクトでは少し照れてしまう感じもありましたが、その後の歩くスペースを狭くしていって、最後は畳2畳分くらいの大きさを10人ほどで歩いたときには、すっかり打ち解けました。
その後は「変わり鬼ごっこ」です。逃げるにも追いかけるにも不思議な歩き方でしか、歩けません。例えば、ヒザを曲げたまま歩いたり、ヒザを伸ばしたまま歩いたり、つま先立ちだったりです。
子供たちの大好きな鬼ごっこで気持ちもカラダもほぐしながら、いろいろな歩き方を体験します。
そして、いよいよ2チームに分かれて、この日のメインワークです。「歩く」ことからダンスを創ります。
自分の家から駅までの地図をA4の色紙にそれぞれ書きます。(この描くことがまず楽しくて、色鉛筆で時間をかけて、街のいろいろなものを書き込みながら描いていました。ある意味これもひとつの作品でした)その「道順」を門天ホールの空間で再現をしてみます。チームのみんなで「ツアー」と称してそれぞれの道順を紹介していきます。
その中から1つの道を選んで、どういう歩き方で歩くか、メンバーのフォーメーションなどを決めてダンスを構成していきます。
参加したお子さんたちが低学年だったので、少し難しいかなとも思いましたが、兄弟で参加した最年少の弟クンもお兄さんに助けてもらいながら、チームに加わっていました。そして思いもかけない、いろいろな動きで地図ができていきます。子供たちが提案した動きに、大人が息が切れてしまうこともしばしばでした。
最後はチーム毎に発表です。
お子さんのみならず、お父さんもしっかり汗をかいて、がっつりダンスに挑戦していらしたのが印象的でした。
そしてみんな、笑顔が絶えなかったのが嬉しかったです。
この日の時間を素直に「楽しい」と思ってもらえたでしょうか。
家に帰る道すがら、今日のことを思い出してもらえたら、と思います。
文責:吉福敦子