東日本大震災復興支援
門天プロジェクト

2012年3月18日日曜日

4月7日(土) 15時                『シェーナウの想い』 -自然エネルギー社会を子どもたちに-


 ドュキュメンタリー映画の上映と
     岡部幸江さんとお話をする会
“Das Schönauer Gefühl”  『シェーナウの想い』
 -自然エネルギー社会を子どもたちに- 

「ドイツの小さな町から学ぶ 市民のための電力会社のつくりかた」  
 ~未来のために、今、私たち市民ができること~ 

会場/門仲天井ホール


ドイツ南西部の小さなまちシェーナウ市の住民グループが、 チェルノブイリ原発事故をきっかけに、
「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、 ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでに至った軌跡を綴るドキュメンタリー映画。
  制作:Fuss e.V.(Der Förderverein für umweltfreundliche Stromverteilung und Energieerzeugung Schönau im Schwarzwald e.V.; シェーナウ・環境にやさしい電力供給のための支援団体)
  制作年:2008年/60分 監督:フランク=ディーチェ / ヴェルナー=キーファー

 
1986年チェルノブイリ事故後のドイツと、 2011年福島の悲劇が続く今の日本はとてもよく似ています。 クリーンなエネルギーとされていた原発。 しかし事故が起きれば、もう取り返しのつかない状況が起きるこ とを、故郷を追われ今も帰ることのできない人たちが、20km圏 警戒区に取り残された動物たちの哀れな姿が、証明しています。 今、それを知った大人は何をすればよいでしょう? 
それを考えるヒントがこの映画にはあります。 
見終わったあとの胸には爽快感と共にエネルギーの未来への 希望が生まれます。 日本でも固定価格買取制の施行を控え、各地で自然エネルギー に取り組む動きが加速しています。 そうした事例を紹介しながら、誰もが安心して暮らせる社会にす るためのエネルギーを、公平な電力の仕組みを、 そして「子どもたちの未来のために」今を生きる私たちができる こと、一緒に考えてみませんか?           (「シェーナウの想い」リレー上映会実行委員会 : 岡部幸江 )









2012年3月10日土曜日

2月19日開催 「映画『みえない雲』上映・翻訳者高田ゆみ子さんと語る会」報告

フクシマ後の私たちにとって、映画『みえない雲』は余りにリアリティあるものとなっていました。日本で出版する際に、原題の『雲』に「みえない」をつけたのは翻訳者の高田さんだったそうですが、私たちにも今ようやく「みえない」ことの意味が理解できるようになった気がします。誰もいなくなった街に放たれた牛たちの姿は、もはや映画の1シーンではなくなっているのです。おそらく、この映画をフクシマ以前に観た方でも、以前とは全く違った印象をお持ちになったのではないでしょうか? 高田ゆみ子さんの話は、「チェルノブイリ後」のドイツと日本の状況、対応の違い、特に教育の問題や脱原発への動きについて、短い時間ながらとても充実した内容でした。 時間の関係で参加者の皆さんが「語り合う」ということまではできませんでしたが、何人かの方から原発への不安、脱原発への想いを伺うことができました。参加者には、さまざまな方がいらっしゃいましたが、このうち『広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち』(ちくま文庫http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480022417/ )の著者 関千枝子さんの脱原発へのメッセージは参加者の心に強く残りました。
上映会後、「エネルギー」についてさらに知りたい、学びたい、という声が寄せられたことから、もんてん東日本大震災復興支援プログラムとして引き続き「エネルギーを考えるシリーズ」を開催することにしました。次回は4月7日(土)15時から。前回の高田さんの話に出た電力の自給自足を実現したドイツの町「シェーナウ」のドキュメンタリー映画の上映と日本での動きについて話をします。ぜひ、ご参加ください!

☆支援金の69800円(資料代53000円+カンパ16800円)は、未来の福島こども基金(http://fukushimachildrensfund.org/)に送金いたしました。                                
文責 斎藤弘美

参加者のアンケートより(参加人数53人中27人)
年齢   20代(2人)、30代(3人)、40代(2人)、
               50代(7人)、60代(7人)70代(1人)、未記入(5人)
男女比  女性19人:男性6人(うち50代が3人)、未記入2人

2012年3月4日日曜日

宮城県牡鹿群女川町女川浜に創造されるアトリエへの手仕事の空間「casa・casa(仮称)」のその後

東京と女川の手仕事空間を結ぶ 石毛さん から2月にご報告をいただきました。
遅くなりましたがご紹介させていただきます。

 石毛です。

 来月11日は、早一年を迎えるのですね。はやいものです。
都会ではどんどん風化されていくようで
これではいかんと思、覚悟の決死隊じゃないですが
厳寒の1/24日それも夜行バスで
女川に行って参りました。
 一方的な思いこみの支援もいかがな物かと思っていましたし
東京が引き受ける瓦礫の分別現場なども
 確認してきたいという思いもありました。

 本当に寒く、夜行バスはしんどく、おまけに風邪っぴきの
ピークと重なり絶不調ではありましたが
 行ってきて本当にヨカッタとつくづく感じました。

その場に立ってみないと見えないことが沢山ありました。

 女性達の手仕事の縁側と妄想していたコンテナ3階建て仮設住宅のアトリエは
暖房もなく寒さに凍えておりました。

 そこで傘布でカーテンをこしらえてお送りすることにしました。

又江東区布団リサイクル協議会さんからは
 古綿を活用した小座布団を30個近くご寄付いただけることになりました。

そして布草履の伝導会、手麗紗の会からは廉価で布草履を分けてもらいます。

 それらをお送りする送料として門天プロジェクトで
みな様から頂戴した義援金の一部を使わせていただきます。

 ミシンも針箱もまだそのアトリエではいかされておりませなんだ、、

 4月か5月にあちらに参りますまでに何とかアトリエが
 女性達のしゃべり場であり、工房となるよう応援して行きたいと願っております。

  取りいそぎご報告です。