15:00開演(終了18:00)
入場無料、資料代として1000円
支援先「未来の福島こども基金」
「あるドイツの原子力発電所で爆発事故が起き、町はパニックに陥った・・」
ドイツ国内での原発事故を想定し警告を発したこの小説は150万部を超えるベストセラーとなり、 教育現場や家庭で24年にわたって読みつがれて世論を形成し、ドイツ脱原発の原動力となりました。
福島の事故によって、ここに描かれていたような現実に直面することになった私たちは、エネルギー問題も含めた生活のあり方を問われています。この映画は、私たちがいま経験していること、 これから経験しなければならないことについて考えるためのきっかけとヒントを与えてくれると思います。(原作翻訳者 高田ゆみ子)
映画『みえない雲』
小さな街を襲う突然の大惨事。 近郊の原子力発電所が事故を起こし、放射能を帯びた雲が街へと迫る。 女子高校生のハンナは、 転校生のエルマーから告白を受けた直後だった。 けたたましいサイレンにかき消される幸せな時間。 街は一瞬でパニックに陥り、 ハンナとエルマーは極限状況下で暴徒化した群衆に
巻き込まれ、 離れ離れになってしまう。
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の翌年にドイツで発表され、 大きなセンセーションを巻き起こしたベストセラー小説を映画化。 今、そこにある恐怖として原発事故により引き起こされる極限状態の恐怖を克明に描いたこの作品は、 福島原発事故を経験したからこそ見てほしい映画です。
原作『みえない雲』(グードルン・パウゼヴァング小学館文庫刊)